ディスコには、独自の管理会計「Will 会計」という仕組みがあります。これはWill(=意志)という社内通貨を用いて業務やサービス、備品等を金額換算し、収支を管理するものです。これを社員一人ひとりに適用し、個人で収支を管理する仕組みを「個人Will 会計」と呼んでいます。
Willによる収支の見える化により、社員は客観的・定量的に自分のパフォーマンスを把握することができます。またWillの仕組みの下では、自分の意志で業務選択ができ、他社員との業務のやりとりにおいては、互いに納得した上で業務を遂行できます。つまり、社員は自己の「意志」で仕事(キャリア)のデザインが可能になり、結果的に社員の「やりがい向上」にもつながっています。
Will会計の下での業務の代表的な進め方が「社内オークション制度」。これは公開された仕事を「これくらいのWillで担当したい」という意志を示して落札する制度です。社内”オークション”とある通り、人気がある仕事は安くてもやりたい人が多いので価格が下がっていき、逆に人気のない仕事は価格を上げないと落札してもらえません。出品者と希望者両者の合意によりWillの価格が決定し、仕事がスタートします。
ディスコでは、多くのWillを獲得する働き方のみを推奨しているわけではありません。困難なプロジェクトで多額のWillを稼ぐ人もいれば、Willの獲得よりも早く帰れる仕事を選ぶ育児中の社員もいます。ライフスタイルや能力に応じてどう働くかは自由であり、オークションでのスタンスも、各人の意志や状況によってさまざまです。
「DISCA」は、個人Will 会計の収支に応じて配分される社内ポイントで、正確には ”経費決裁権”のことです。DISCA を使えば、業務用の備品の購入や社内フィットネス利用、社員同士の会食等の経費を、上長の承認を介さずに決済することができます。「Will賞与」は、賞与の内のWillに連動する部分のことを指し、所属部門や個人のWill 収支に応じて金額が増減します。
IBは「Investment Box」の略で、装置の開発や測定器の購入、iPhoneアプリの開発、イベントの開催など、各種業務の遂行のために必要な費用を従業員から募ることができる仕組みのことです。
この仕組みを通じて必要な金額が集まれば、出資した従業員によりその業務の必要性が認められたということになるため、経営承認を経ることなく多大な費用を案件に投じることもできます。
また、株式のように配当を付与することもできるため、「うまくいけば多くの利益を配分」「うまくいかなければ痛み分け」という形で、メリットやリスクを分散しながら案件を進めることもできます。周囲の関心を高めながら、費用を募り仲間とビジネスを進めるこの仕組みは、Will社会のクラウドファンディングとも言えます。
PIM(Performance Innovation Management)とはディスコが独自に進化させてきた業務改善活動です。日常業務などにおいてあるべき姿を描き、その姿に近づくために測る指標、目標値を設定。日々指標を測定して、目標値との乖離の理由から気づきを得て、メソッドを変えることで仕事を進化させていきます。
ディスコでは職種や職群にかかわらず、また本社や工場をはじめとした国内外すべての拠点でPIMに取り組み、外部環境の激しい変化の波の中にあっても揺るがない、強い会社を目指しています。
改善を実行したらそれで終わりではありません。毎月、他部署と対戦形式の1分プレゼンで改善内容を披露し、その勝敗を社員のWill投票によって決めていきます。つまり、優れた改善アイディアを考えて実行することは、仕事を進化させるとともに、Will収支にも多大な影響をおよぼすのです。
この方法によって刺激される社員のプライドや闘争心が、改善活動を企業文化として定着させるほどに後押ししています。PIMの公式対戦数は年間約4,800試合にもおよびます。
新卒総合職入社者のうち、本社および工場での新人研修を修了した者が”アプリケーション大学(以下AP大)”に配属されます※1 。AP大では、ディスコの事業ドメインである「高度なKiru・Kezuru・Migaku技術」の核ともいえるアプリケーション※2について学ぶことを必修としています。
それ以外、社内にあるさまざまな仕事の中から何を選択し、どのようにAP大期間を過ごすかは各自の自由です。その中で本当に自分が興味のある仕事を見つけながら配属先を選択していくので、学生時代の専攻や文系・理系といった括りに関わらず、自分のキャリアを自分でプロデュースすることが可能なのです。受け身ではなく、自分で考えて動き出すことで、自分らしい働き方を手に入れることができる環境がディスコにはあります。
※1 新卒事務職入社者はJ短大、新卒技能職入社者はG高専に配属。基本的な活動目的はAP大と同様ですが、卒業要件(下記参照)が異なります。
※2 ディスコの「装置」「加工ツール」と「加工条件」を組み合わせて最良の加工結果を導く技術
卒業には定められた卒業要件を達成することが求められます。卒業要件を達成し”卒業宣言”をすることで、部署からの配属オファー対象となります。オファーに合意することで、部署へ正式配属されます。
部署から請け負う実務を通じた成長のほか、AP大生同士で学び合い、高め合う文化があります。
AP大の就業環境や組織運営の質向上を目指す「生徒会」に属することで、たとえ入社1年目であっても組織運営を学ぶ機会を得ることができます。このほか、プログラミングを学ぶ「プログラミングサークル」や、AP大内のPIM活動活性化を担う「PIMサークル」など、有志でさまざまなサークルが結成されています。
多岐にわたる成長機会をどう活用するかは全て自分次第です。
経営方針を業務や従業員の日々の言動に落とし込み、企業活動の質を高めていくために、毎年さまざまな目標を設定しています。全社共通テーマと部門毎のテーマをそれぞれ設け、定期的に達成度合いを測定します。
全社テーマは、売り上げや利益の増加といったものではなく、思考やマナーの良質化、関係性や信頼関係、健康リテラシーの向上といった、企業活動の土台を整えていくための定性的な内容が大半を占めています。
良い結果を積極的に賞賛し合う文化が、仕事へのモチベーション向上、自身の長所や課題の発見に結びつくと考え設定したテーマです。効果的な賞賛方法・タイミングの研究や、「責任感」「説明力」「スピード」といった、カテゴリー別の賞賛結果の見える化などをおこないました。
物事が実際に発生している「現場」や「現物」の確認をしていれば起こりえない非効率やミスの防止を目的とした活動です。「現場・現物」の確認を怠った場合の最悪シナリオの共有や、目標値を定めた確認活動を各部署で実施しました。
高いパフォーマンスを発揮するためには、指示に従い「やらされる」のではなく、自身の「やりたい」という動機に従うことが不可欠だという考えに基づき設定したテーマです。「内的動機」の業務事例に関する議論や、業務を内的動機で取り組みやすくする環境の構築などをおこないました。
外見の違いに現れる身体のトレーニングとは異なり、周囲との差に気がつきにくいが故に怠りがちな「脳を鍛える」ことをテーマに、業務時間だけでなく待ち時間や通勤時間等の日常の気軽な時間も含めた脳トレのアイディアを出し合い、トーナメント形式の対戦等で競いました。
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