ディスコの部品は
ディスコにしか作れないと
自負できる技術者集団を目指して
生産技術
2017年 中途入社
機械系専攻
社内で使用する生産設備の機械設計、部品内製に向けた新規製造方法の開発を主に担っています。一般的には生産技術と呼ばれる仕事で、構想から設計製作まで一貫して自分たちで手がけるのがディスコの特徴です。私の部署では金属部品に関わる案件が多く、社外購入品に関する「納期が長い」「精度を上げたい」「供給の安定性を高めたい」といったさまざまな問題の解決を、内製化により図ります。そもそも専門メーカーが長年蓄積した技術でつくっている金属部品を内製しようという取り組みなので、暗中模索するところから始まり、いくつもの高い壁を柔軟な発想で乗り越えなければなりません。作り方に目処がついたら、次はそれを社内で量産するための設備の検討です。複雑な動きをする機械装置も、設計から制御まで全て社内で進めていくので、無事に動いて生産が始まった時の感動もひとしおです。
難しい課題は数多くありますが、チャレンジを推奨する文化が浸透しているため、試したいことはほぼ実行できますし、遊び心を加えた設計に良い反応が返ってくるのも技術者冥利につきます。
私は「誠実に生きて人の役に立つ」というのを自分のミッション(使命)としています。これはある本の受け売りで、共感したのでそのまま使っているのですが、働くことを通してミッションを達成したいと考えています。
以前は評価されることや高い収入を得ることなど結果に対する意識が強かったのですが、成果が出た案件でも、自分の成長につながっているだろうかと不安や焦りを感じることがありました。今は人の役に立って喜んでもらうために、まず自分が力をつけて誠実に良い仕事をすることに注力しています。自分の力量が上がれば提供できる価値が大きくなり、自分自身の存在意義も確認できます。ディスコには個々の成長と貢献を賞賛する風土があり、そこが非常に良いと感じています。
前職では、工作機械の開発をしていました。自動車業界を始め幅広いお客様を相手にしていましたが、半導体や電子部品という業界にはあまり馴染みがなかったので、正直不安もありました。しかし入社までに工場の状況やビジョンについてしっかりすり合わせをする機会がいただけたので、不安は徐々に小さくなっていきました。そしてディスコの装置において、もともと高い精度が求められている加工点に関わる部品やユニットを、さらに高精度にしていきたいという話があることを知り自分の実力を試せる絶好のチャンスだと感じたことが、入社の決め手になりました。
ディスコの働き方で新鮮だったのは、新規開発で人手が足りない場合や特定分野の経験者が必要な際などに、リソースの社内公募ができる点です。現在の部署に所属したままプロジェクト的に参画することもあれば、異動することもあります。しっかりと話し合って相思相愛で集まったメンバーで開発を進めていくので、ベクトルやモチベーションを合わせやすいと感じます。
気持ちの面では、何歳になっても新しいものへチャレンジし、成長と貢献の両方を追求し続けたいです。また周りが触発されるくらいの姿勢で取り組み、周囲とも切磋琢磨し合えれば良いなと思っています。業務面では、世の中に無い設備を次々に形にし、世界中見渡しても類を見ないくらいの圧倒的な工場にしていきたいです。ディスコの部品は、ディスコにしか作れない。こんな言葉を自負できる技術者集団を目指したいと考えています。
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