「DISCO VALUES」は、ディスコの価値観を明文化したものです。この価値観があることにより、変化の激しい時代にあっても社員一人ひとりが進むべき方向を見失うことなく、自信をもって判断や行動をすることができます。
社員が価値観を共有しベクトルを合わせることにより、ディスコという企業が、単に働くだけの場にとどまらない、お互いの存在価値を高める場となることを目指しています。200を超える項目で構成されるDISCO VALUESから、一部を抜粋して紹介します。
幅広い分野に進出していくことを大切に考える企業もあります。しかしディスコは、より高いレベルの加工結果を提供するため、高度なKiru・Kezuru・Migaku技術のみに領域を絞って深く追求することで、その分野の第一人者であり続ける道を選択しました。ディスコが世界トップシェアをいただいているのは、このような姿勢へのご支持の結果でもあります。
「Always the best, Always fun」は、一人ひとりがプロとしての自覚をもち、何事においても常に最善を尽くすことは当然のこと、仕事を楽しむことも決して忘れてはならないということです。積極的に楽しむことによって、仕事の上でより良い結果を得られるとともに、会社で過ごす時間、ひいては生活全体を幸せにできるものとディスコは考えています。
DISCO VALUESを意識し日々の活動において実践できるよう、浸透活動にも力を入れています。全従業員が毎年参加する階層別の研修から部署単位の勉強会までさまざまな取り組みがあり、議論やケーススタディなどを通じ、各々の立場や業務内容に即した理解を深めています。
このような活動は、事業を支える経営基盤を整えるための重要な取り組みと位置づけられ、国内だけでなく、海外現地法人も含め継続的に実施しています。
「作る価値があるものは原則自らの手で」というのがディスコのスタンスです。自らつくることで、在庫の管理、開梱作業、外部との打ち合わせ日程調整等、外注により生じる諸工数を削減できる上、よりよくするためのアイディアを即座に反映できるメリットもあります。
製品パーツ、組み込みソフト、社内システム、広告等、つくれるものすべてが内製化の対象。目先を見れば効率や品質の面で外注が勝るかもしれませんし、標準仕様品が優れていれば購入することももちろんあります。しかし、自ら試行錯誤を繰り返し、改良を重ねる過程で身につくものづくりの力は、時を経るほど加速度的に増していき、その力がメーカーとしての強さにつながっていくものと信じて、内製化を推し進めています。
「真のCS(Customer Satisfaction:お客様満足)は、ES(Employee Satisfaction:従業員満足)なくしてありえない」。つまり従業員が満足できる環境で働いてこそ、お客様の満足につながる高いパフォーマンスを発揮できるとディスコは考えています。そのために、従業員同士の関係性を向上するための施策や福利厚生施設、各種制度の充実に努めています。
従業員のための施策や設備、働きがいに関する外部評価について、ご紹介いたします。
半導体はデジタル製品や医療機器など活用の幅が非常に広く、各種産業に欠かせません。そのため半導体産業には、パンデミックや自然災害など万が一の事態が起きた際にも、社会基盤の維持や復旧のために生産継続が求められます。
当社はその半導体の製造に不可欠な製品を生産する「半導体製造装置メーカー」です。当社製品の半導体メーカーへの供給維持が、半導体が用いられる製品製造の安定生産につながります。そのため当社では、2003 年より不測の事態に備えた危機管理対策の検討を開始し、2008 年からはBCM(Business Continuity Management, 事業継続マネジメント)を企業戦略の1 つと位置づけ、活動を継続しています。
感染症とは異なり、自然災害は危機的状況を唐突にもたらします。そのため、日ごろからの備えに加え、状況に応じた柔軟なリソースの配置や、想定外の事態にも迅速に対応しうる臨機応変な工夫の力も必要です。こういった背景から当社では、緊急時を想定した設備の導入や、陸海空を問わない最適な代替物流ルートを迅速に確保できる体制の構築など、事前にできる備えを万全にする努力はもちろんのこと、想定外から学び、さらなる対応力の強化につなげる姿勢も大切にしています。
設備や制度など、ハード・ソフトの両側面から実施しているBCM 関連対策の具体例を以下に紹介いたします。
半導体生産に必要な当社製品(精密加工ツール・精密加工装置など)の製造、検査、出荷等の作業はリモートでは難しく、現場での作業が不可欠になります。加えて、日々高度化する顧客要望に対応するための製品開発も、実機での検証なくして成立しません。そのため当社では、製造・開発関連部門の出社を推奨しています。また、営業部門や間接部門においても、出社を推奨しています。これには「製品製造」「技術開発」を維持すること以外の目的があります。
当社では「良質な企業文化の共有」「従業員同士の関係の質」「改善を続ける力」という、従業員同士が有機的にかかわってこそ醸成される無形の財産を大切にしており、それらが当社の強さの源泉になっていると考えています。
リモートワークが短期間であれば、それら強さへの影響は少ないのかもしれません。しかし、長期間続けることにより、フェイスtoフェイスで築いてきた信頼関係は徐々に希薄になり、良質なひらめきのきっかけとなる何気ない雑談の機会が減り、一体感をもって仕事を改善・進化させていく力が日に日に薄れてしまうと考えています。
当社本社の正式名称は「本社・R&Dセンター」であり、メーカーの屋台骨である研究開発部門と、営業部門、間接部門が従来より同じ建物に勤務しています。これもやはり、部門をまたいだ社員同士の生の交流こそが、会社の一体感を生み出し、それが強い会社の足場固めになると信じているからです。
世の中はツールが進化して、モニターを介したコミュニケーションをストレス少なくおこなうことができる状況です。当社においてもそういったツールを自社開発するなどして活用しておりますが、やはりモニター越しに得られる情報は無機質なものでもあり、人間の表情の温度感や話し合いの場の空気感などは、フェイスtoフェイスでのコミュニケーションに勝るものはないと考えています。
ディスコらしい企業文化を象徴する、さまざまな活動を紹介します。
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