2万円のベースアップを実施

株式会社ディスコ(本社:東京都大田区、社長:関家一馬)は、2022年7月1日の給与改定にて、20,000円(正社員平均)のベースアップを実施いたしました。なお、例年通り定期昇給も同時に行い、昇給率はベアと定期昇給分の合計で8.5%となります。

実施の背景

当社2021年度(2022年3月期)の業績は、連結売上高2,538億円をはじめ、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも過去最高となりました。これはスマートフォンやPCをはじめとした電子機器、自動車の電動化、カーボンニュートラルなどに用いられる半導体や電子部品の需要増と、中長期的な市場拡大を見込んだ顧客の設備投資増によるもので、2020年より当社工場はフル稼働が続いている状況です。また、昨今の円安基調も、海外売上比率が8割を超える当社にとって業績好調の追い風となっています。
さらに、コストを根本から圧縮する「構造的経費削減」活動や、日々の改善活動、管理会計制度の活用による業務効率化に社員が精力的に取り組むことにより、経営体質が強固となっていることも好業績を下支えしています。

当社は「社員満足なくして顧客満足無し」という考えのもと、業績連動制を採用した賞与を年4回支給するなど、社員への利益還元の仕組みを整えておりますが、近年の好業績と中長期的に拡大が見込まれる市場環境をふまえ、社員へのさらなる利益還元策としてこのたびベースアップを実施しました。これにより、社員のモチベーションをより高めるだけでなく、昨今の物価上昇を補完し生活水準を維持する一助となると考えています。

なお今回のベースアップは、業績連動で支給している賞与の原資の一部を基本給(固定給)に振り分けることで実現します。基本給が残業代や賞与算定時のベースとなることから、直近業績で算出した場合の年収は平均約20万円増となります。

※賞与の算定基準となる経常利益率が20%以上の場合。当社は2014年度より継続して経常20%超の業績が続いていますが、仮に業績が芳しくない場合でも今回のベア実施に起因した年収の減少は生じないスキームです。


2022年8月12日追記
今回のような大幅なベースアップは2015年4月以来7年ぶりとなりますが、電機連合と同等水準のベアは毎年実施しております。
※一部報道後にお問い合わせを受けたため追記いたしました


株式会社ディスコについて
当社は、半導体や電子部品の製造に使用されるダイシングソーやグラインダなどの精密加工装置、および装置に取り付けて使用する精密加工ツールを提供する「半導体製造装置メーカー」です。これら製品に加え、装置とツールの利用技術の提供によりお客様の最適な加工結果を追求してきた結果、国内外のデバイスメーカーおよび半導体受託製造企業などに広く、当社製品・加工技術が採用されています。
詳細については、ウェブサイトwww.disco.co.jpをご覧ください。

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