半導体製造装置メーカーの株式会社ディスコ(本社:東京都大田区、社長:関家一馬)は、約10.3億円を投資し、九州支店の新築移転を決定しました。
国内IC生産で約3割を占める九州は日本における半導体の一大生産エリアです。このエリアを管轄する当社九州支店は重要拠点の一つであるものの、現社屋は築32年が経過し老朽化が進んでおり、建物内の動線も非効率な状態でした。これらを解消するとともに、テストカット環境の充実化や今後の人員増強も想定した設計とすることで、より付加価値が高い営業・サービス体制の構築を目指します。
テストカットをおこなうアプリケーションラボは現社屋の3倍以上、オフィススペースは同約1.7倍の面積に拡張します。BCM(Business Continuity Management=事業継続管理)対策では、建物を免震構造とする他、自家発電設備を導入予定です。また、社員同士のコミュニケーション活性化を図るため、簡単な打ち合わせや食事・談笑などにも使える共有スペースを設ける予定です。
〈熊本地震との関連〉
移転先の土地取得完了後に熊本地震(2016年4月)が発生しました。地震発生を受け、建物の免震構造への変更、自家発電設備の導入など、BCM対策を充実させる計画変更をしたうえで、新築移転を決定しました。
建屋構造 | RC造2階建て(免震構造) |
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延べ床面積 | 約1,438 m²(現社屋 約741 m²) |
APラボ面積 | 約228 m²(現社屋 68 m²) |
投資額 | 約10.3億円(土地・建物) |
地番 | 熊本県上益城郡益城大字田原字上面ノ平2170-4(熊本テクノ・リサーチパーク内) |
着工予定 | 2017年3月3日 |
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竣工予定 | 2018年1月末 |
株式会社ディスコ 広報室