ソリューション
ディスコではダイシングソーやレーザソーの他に、ウォータジェットソー(製品名:DAW4110)によるさまざまな加工アプリケーションも提案しています。DAW4110では、昇圧された水と共にノズルから吐出される研磨材がワークを切断します。
遊離している研磨材がワークに衝突して切削を行うため、摩擦による加工熱が発生しません。加工熱による切断不具合が生じやすい材料に対して有効です。
基本的に直線加工のみが可能なブレード加工に対し、DAW4110ではジェット水流がワークと点で接して切断を行います。そのため、曲線加工に適し、プログラムした輪郭で高精度にワークを切り取ることができます。
DAW4110では、AWSJ※方式を採用しているため、一般的なウォータジェットに比べ、低水圧での加工が可能です。そのため、薄く脆い材料や柔らかい材料、積層した材料等、多くの材料種に対応できます。
※AWSJ:アブレシブウォータサスペンションジェット(Abrasive Water Suspension Jet)の略。最も普及しているAWIJ方式(Abrasive Water Injection Jet)に比べ、低水圧での加工が可能です。ディスコは、独自の研磨材濃度安定化技術の開発を進めることによって、実用化が困難とされていたAWSJ方式を実現しました。
研磨材を効率よく使うため、損耗していない研磨材を水中で回収して再利用するシステムを採用しました。
下記の写真のように、さまざまな素材の高精度な非熱曲線加工が可能です。
(左上から時計周りに、銅・シリコンゴム・アルミ・SUS・ガラス・ガラスエポキシ樹脂)
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