2003年から独自の管理会計手法である「Will会計」を導入しています。「部門Will会計」として、Willという単位にて、業務収入や人件費、設備費といった支出などを可視化し、部門の採算管理に活用しています。なお、一般的な管理会計における固定費・変動費のほか“意志費”という独自の経費管理区分を加えることで、個々の経費に対する意義・意味がより明確となっただけでなく、市況に応じたフレキシブルな経費管理を可能としました。なお、Will会計を直接部門だけでなく間接部門含む全社を対象とすることで、ディスコ全体における収益への意識向上と、経費に関するガバナンス強化を実現しています。さらに、2011年からは「個人Will会計」として、管理会計を従業員一人ひとりに落とし込んでいます。これにより、すべての仕事は従来型の指示・命令によって配分されるのではなく、上司や他部門・他者から提示された、Willで値付けされた案件を、メンバーが自分の意志で選択して取り組む形へと変化していきました。この「個人Will会計」の展開が、働きがいやパフォーマンスの向上・意志決定のスピードアップを促し、ひいては生産性の向上につながっています。今後もWill会計の活用により、組織経営の強化を進めてまいります。
「Will会計」についての説明は、こちらもご参照ください。