メーカーであるディスコにとって「製造」は原点です。
お客さまのニーズに応え、本質的な満足を提供し続けること-創業以来、ディスコが大切にしている「製造」に対する姿勢です。
ディスコでは製造工程にPull生産方式を取り入れ、お客さまが必要な時にご満足いただける製品を、短納期で確実にお届けできることを目指し、全社一丸となって対応しています。
最良の加工結果を出していただくためにニーズに合わせて装置のカスタマイズを行っている精密加工装置は広島県にある桑畑工場で製造されています。常に営業、技術、購買、製造が綿密に連携をはかり、お客さまからいただいた要求仕様を熟練の作業員が製品に反映させていきます。
またスピンドルやチャックテーブルなど、加工点に関わる特に重要な部品の内製比率を高め、より信頼性の高い製品製造ができるよう日々努力しています。
お客さまのもとめるµm(マイクロメートル)[1/1000 mm]単位の高精度加工を実現していくために、部品の投入からはじまり、製造、完成まで各工程ごとに厳しい検査工程を設け、厳しい品質管理体制を敷いております。
ディスコではお客さまに装置をお届けする際も品質への配慮を忘れません。梱包は湿度や衝撃などから装置を守る素材を使用し、運搬の際もエアサスペンションによる衝撃吸収設備と空調設備を有したトラックでお客さまの工場まで安全にお届けします。
最良な加工結果を実現するために欠かせない「砥石」は、広島県にある呉工場で製造されています。ここでは様々なニーズに合わせた砥石を数万種類に渡って製造しています。
製造環境の整備にも配慮しています。例えば砥石の成型工程においてはエアシャワーを完備し、防塵服を着た作業員が万全の注意を払い作業を行います。
精度が命の精密加工砥石、その精度の確認は各工程内検査で行っています。材料の受入検査(例えばダイヤの粒径など)にはじまりダイヤの集中度、砥石の厚さ、外径、外周振れ、刃先出し量、外観そして完成品検査、それぞれの検査工程で熟練の検査員が厳しく検査しています。
砥石製品を安心してご使用いただけるようにするため、ご使用いただいている製品の製造検査表をWeb上で公開しています。お客さまに検査表をファイリングしていただく手間をなくし、ご使用いただいている製品の検査表にいつでもアクセスできる体制を整えています。詳細については担当営業にお問い合わせください。