従業員満足志向(ESO)の取り組み

従業員満足規格の開発・発行

ディスコでは、従業員一人ひとりが最良のパフォーマンスを発揮し続けられるように、従業員の働きがい※1・働きやすさ※2・健康を重視する経営を行っています。
従業員の働きがい・働きやすさ・健康を重視することを従業員満足志向(ESO、Employee Satisfaction Oriented)と命名し、これまでディスコで実施してきた様々な取組みを概念化して規格化することで、従業員満足志向を広く社会全体に展開させています。

※1働きがい…働くことへの誇り及びやりがい
※2働きやすさ…安心して働き続けられる状況

規格タイトル: JSA-S1001 ヒューマンリソースマネジメント -従業員満足- 組織における行動規範のための指針
発行元: 一般財団法人日本規格協会
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=JSA-S1001%3A2019
発行日: 2019年3月25日

ESOの基本要素

規格には、ディスコでの施策をもとに、“従業員一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮し続ける”ために考慮すべき6つの要素を体系化しました。

従業員満足度調査

従業員の声をより働きやすい職場環境づくりに反映させる目的で、無記名による従業員満足度調査を2003年度より継続して実施しています。2020年度は社員、準社員、パート、海外現地法人の従業員計4,904名に対して実施し、回答率は97.3%で総合満足度の肯定的な回答の割合は92.7%となりました。

経営陣で構成されるESコミッティでは、100を超える調査項目一つ一つに目を通して状況把握すると共に、改善策の議論を行っています。また、調査結果は全従業員にフィードバックしています。

従業員満足志向のモデル

ディスコでは今後も、従業員の働きがい、働きやすさ及び健康につながる取組みに積極的に投資を行い、従業員満足及び企業収益向上の好循環を生み出していきたいと考えています。
ディスコが実践する従業員満足志向のモデルは、「NACS東日本支部CS研究会」の論文を参照ください。
https://nacs-east.jp/wp-content/pdf/web/viewer.html?file=200523csronbun.pdf

以下、論文の一部抜粋です。

「従業員満足志向(ESO)経営」は、自分の意志でやりたい仕事を選択し、働くことからスタートすることに対し、「収益志向経営」は、企業収益の向上をゴールとするため、従業員は組織の中の一員として仕事を与えられ、役割と責任の中で働くことからスタートする。その結果、「従業員満足志向(ESO)経営」は自己実現に満足し、やる気の拡大、仕事の質の向上に繋がる自己成長のサイクルが回るのに対し、「収益志向経営」は、組織内での評価が高まる納得感、給与等に繋がるもののさらに組織貢献をしなければという成長の義務感というサイクルになっていく。このことは、一時的には満足できても、それが続けば疲弊感に繋がる。その結果が「従業員満足」とくに「働きがい」で大きな差異に繋がる。


おすすめページ