ソリューション
QFN(Quad Flat Non-leaded Package)の切断は、昨今の小型化/多品種化に伴い、従来のシャーリング及びルーターから、ダイシングソーに置き換える動きがでてきました。銅特有のバリの発生をいかに抑え、かつ十分な生産性を達成するかがポイントとなります。ダイシングソーでQFNをより高品位(バリ低減及びスループット向上)に切断する新開発レジンブレードと、QFN加工に対応したダイシングソーをご紹介します。
電鋳ブレードでの加工
新開発レジンブレードでの加工
QFN基板 フルメタルデザイン(提供:大日本印刷株式会社様)
従来QFN等のパッケージを加工する際は電鋳ブレードを使用するのが常でした。しかし、 半径方向に消耗が少ないことから、ブレードの側面方向の痩せが目立ち、チップの異形状を引き起こし、
ライフエンドを迎えるという問題が報告されています。
今回ご紹介する新開発レジンブレードは垂直摩耗する特性があり、チップの異形状対策に有効です。 ライフエンドまでチップの形状、および銅電極部のバリを高品位に維持したまま加工が可能であり、
従来のレジンブレードよりも、耐摩耗性に優れ、スループットの向上も可能です。
新開発レジンボンドブレードの詳細については、当社担当営業までお問い合わせください。
高精度と容易なオペレーションを追求したディスコのダイシングソーシリーズは、世界中のお客様よりご支持いただいております。豊富なラインアップで、パッケージシンギュレーションのニーズにもお応えしております。
ディスコのCSPダイシングエンジンは、ハンドラーメーカーの移載機との組み合わせにより、パッケージの切り出しからトレー詰めまでを一貫して行うシステムに対応しております。
全てのダイシングソーにおいて、対応しております。
治具、テープ共に、ワークの測長アライメント機能にてパッケージの収縮対応および、多枚貼りが可能となっております。
パッケージシンギュレーション対応製品
https://www.disco.co.jp/jp/products/index.html?id=package
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