スピンドル間距離の短縮により、デュアルカット加工の高速化を実現しています。また、軸機構の改良によりX軸の加工戻り速度を向上し、さらに採用パーツの最適化により、主要搬送部を高速化しています。その結果、同条件下の比較で従来比約7%のスループット向上を実現しました。
加工部付近の水流を解析し、パーティクルの付着防止に効果的なホイールカバーを新設。また、チャックテーブルウォーターカーテン(CTWC)、カット部二流体ノズルをワーク特性に合わせて選択できるよう、オプション機能として採用しています。
加工ワークの変更、ブレードライフエンド、ブレード破損などの際に発生するブレード交換、プリカット、カット再開までの一連の動作を全自動でおこない、オペレータの作業負担を軽減。両軸のブレード交換を約60秒で完了し、装置のダウンタイムを大幅に低減します。装置がブレード裏面の二次元バーコードに記録されたブレード品種などの情報を読み込んだ上で交換をおこなうため、ブレード付け間違いなどのヒューマンエラーを防止できます。
※ オプション
顕微鏡画像と同一画面上に操作ボタンを表示することで、ティーチ作業時などの操作性の向上を実現。また、装置コンディションのグラフ化により、装置稼動状況をわかりやすく表示できます。
仕様 | 単位 | 1.2, 1.8 kW, 高速回転 | 2.2 kW | |
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最大ワークサイズ | mm | Φ300 | ||
X軸 | 切削可能範囲 | mm | 310 | |
送り速度入力範囲 | mm/s | 0.1 ~ 1,000 | ||
Y1・Y2軸 | 切削可能範囲 | mm | 310 | |
インデックスステップ | mm | 0.0001 | ||
位置決め精度 | mm | 0.002以内/310 (単一誤差)0.002以内/5 |
||
Z軸 | 最大ストローク | mm | 14.7(Φ2 inchブレード使用時) | 14.9(Φ3 inchブレード使用時) |
移動分解能 | mm | 0.00005 | ||
繰り返し精度 | mm | 0.001 | ||
θ軸 | 最大回転角度 | deg | 380 | |
スピンドル | 定格トルク | N・m | 0.19(1.2 kW/高速回転) 0.29(1.8 kW) |
0.7 |
回転数範囲 | min‐1 | 6,000 ~ 60,000(1.2 kW/1.8 kW) 20,000 ~ 80,000(高速回転) |
3,000 ~ 30,000 | |
装置寸法(W × D × H) | mm | 1,200 × 1,550 × 1,800 | ||
装置質量 | kg | 約2,050 |
※ ご使用にあたっては、あらかじめ標準仕様書をご確認下さい。
※ 各事項、および仕様は改良のため、断りなく変更することがあります。
装置タイプ |
スピンドル数 |
C/T数 |
寸法(W × D × H) |
質量(kg) |
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